2015年4月23日木曜日

まじっく禁止カードあれこれ

※ここで挙げているカードはぶっ壊れカードではありません。
大まじめに投入してるカジュアルプレイヤーの皆様は悔い改めつつデッキから抜きましょう

概要:
あなたのその独創的なアイデアはもう見飽きました
お外にはもっと強くて強いカードがあるのでもっと勉強しましょう。


・黒猫
その万人受けするビジュアルと名前(と半端に使えそうで使えない性能)から数多くのカジュアル黒単に愛されてきたPIG能力持ち。
ブルジュハリファばりに高いCIPとPIGの差に気付かずにアドパンテージが取れると思い込んだアレな人たちが主に生命散らしのゾンビの代わりに投入した
現実世界での主な役目は終盤に泣く泣くチャンプブロックしてダブついてる除去か土地を叩き落とす程度。従者より少しだけマシ。

・覚悟+意欲
ISD+RTRスタン期に予想通り大量発生した「スリヴァーデッキ」での採用率が何故か高かった一枚。
その他緑白系のカジュアルデッキがマナ編みスリヴァーの色マナを頼りに投入していた。
恐らく投入した人たちはマグロデッキが7ターン目に命があると思ったマナクリに除去が飛んでこないと思ったに違いない。

・魔心のキマイラ
クロックパーミッション、カウンターバーン、青赤コントロール・・・・・・
何故か初心者の心をつかんで離さないアーキタイプ、ゆえにコイツも何故か初心者の心鷲掴み。
当時でもチャンフェニの方が安定したしドラゴンの方が殺傷力が高い。
中々学習しない初心者に弱いカードを使うデッキは弱いことを教えるために存在するカード。
もしくは3T目にバカ正直に唯一の勝ち筋を出すとすぐ除去られて破綻することを教える系カード。

・怒血のシャーマン(と一部を除くボンクラ牛人間ども)
結果を出した訳でもないのに何故かどれも40~50枚位一致する不思議なデッキ、それがミノタウロス部族デッキ。
せめてマトモな速攻持ちか二匹目の1マナ域が居れば話が変わったかもしれないが現実は非情である。
無意味に部族で固めるより素直に強いカード使って赤単組んだ方が早いことを初心者に教えるのが主な役目。

・硬化した鱗
カウンターが追加で乗る、と書けば強そうに見えるが実態は回りくどくて弱い十字軍
大抵はリミテ用アンコモン長久ロードと共に「長久デッキ」という謎の頻出アーキタイプに用いられる。
初心者特有の「統一したい病」を助長するタルキール代表クソカードその1。
弱いコンセプトは弱いことを根気強く初心者に教えるのが役目。

・英雄の刃
最近はレジェンドが多いためか、結構な頻度で使われているのを見る。
何が初心者の琴線に触れたか良く分からないけど、マナとカードを消費して限定的な対象を強化したところでだから何だとなるのが関の山。
大抵は弱いカードを中心にデッキを組んではいけないことを初心者に教えるカード。

・突撃陣形
件の「統一したい病」を発症させるDTKのニューカマー。
ドランの再来、と書けば強そうに見えるがそもそもドランデッキに0/4フレンチバニラみたいなカードは皆無。
て言うかドランの主力はドランがなくても強いカードが9割9分である。
5回やって1回しか勝てないデッキを組んではいけないことは自明だが中々伝わらないのが悩み。


番外編:別に弱い訳じゃないけど見飽きた系カード

・破壊的な逸脱者
いや、このカード自体は実際弱い。
問題はこのカードを樫の力として運用するデッキが結果を残しちゃったことであって。
僕も使ってみたがそこまで悪くなかった。・・・と思う。
しかしライブラリアウトで使う逸脱者は死ぬほど弱い。つーかライブラリアウトが滅茶苦茶弱い

・刃の隊長(と戦士プチロード各種)
カード単体では悪くない。レシオも普通に見える。
しかしこれを寄せ集めて戦士デッキにするととたんにゴミの束に変化するのが不思議。
現実世界の戦士デッキはFNMで勝てる程度には組めているらしいので、いつか答えが見つかるかも。
でもバカ正直に統一を図るのは見え透いた罠です。気をつけましょう。


ケツ言:
これらはある意味「初心者であるがゆえの(もしくは経験不足であるがゆえの)過ち」である場合が殆どです。
あなたがもし成長を願うプレイヤーであるならば、自省をして更なるデッキ構築の沼にドはまりしていただけると思います。
その先にはもっと楽しい世界があることでしょう。頑張って下さい。

もしあなたが筋金入りのカジュアルで、現状に満足しているのならば、諦めましょう。
カードを正当に評価しましょう。でなければ一生歩く1byeです。たまには大会に出ようね。